〈デンマーク−ドイツ・ハンブルグ〉7日目〜国際特急列車、フェリーに乗ります。

2013年8月

本日はドイツ・ハンブルクへ移動します!その前にコペンハーゲン散策へ。

コペンハーゲンの街並み

人魚像
人魚姫の像。

肝心の尾ひれの部分がほとんど写ってないじゃないか!って感じですが。
観光客さんたちが写らないようにするとこうなりました。

常時こんな感じで観光客に囲まれていて、度々芸術テロにも遭うそうです。
本物はどこかに保管されていてここに居るのは複製だそうですが、被害に遭うと修復のためこの台座にいないこともあるんだとか。
世界三大がっかりの「人魚姫の像」ががっかりする本当の理由
がんばって人魚姫…!

ニューハウン

ニューハウン

コペンハーゲンを代表するニューハウン。新しい港という意味で、18世紀に建設。
カラフルな建物にはカフェやレストランが入っている(この時間帯はまだ開いてなかった)。

さきほどの人魚姫を書いた童話作家アンデルセンも一時期居を構えていたそうです。

散策が終わったら、荷物を取りに部屋へ。ちょうど同室の子も出発するところだった。

台湾人の女の子で、スコットランドに留学中。休みに旅行に来たらしい。
長身で、レースのタンクトップに黒のレザージャケットを羽織って颯爽と出て行った。
格好良い〜

いざドイツへ!フェリーには列車も乗るんだよ

キャリーとともにコペンハーゲン駅へ。

DSBの券売機
デンマーク国鉄DSBの券売機。でもチケット買ったのは窓口だったかも

乗車券と座席予約券
2枚ありますが、上が乗車券、下が座席予約券です。値段的に、特急料金は乗車券に含まれてるっぽい。

SJの券売機
スウェーデン国鉄SJの券売機。なんか近代的。

IC3
乗ったのはこれじゃないけど、これも特急列車です。面白い形。

ICE
乗ったのはこれだったかな。

1等車内
ビミョーなアングルですが(一番後ろまで下がってもこれがズームレンズの限界…)1等車はこんな感じ。
半個室の中に4人席があり、その外側に2人席が並んでいます。

席は余裕があり、私は2人席に、隣の半個室ではおじいさんとおばあさんが座っていました。

乗ってしばらくすると、放送がかかった。結構長い。

放送が終わると、隣の半個室にいたおじいさんが立ち上がった。こっちへ来て、私と目線を合わせるようにかがみ込む。

英語で「車掌からのメッセージだよ。

これからこの電車はフェリーに乗り込む。

乗り込んで、もう一度放送がかかったら外に出るんだ。荷物は置いてね。

1時間ほどしたら下船するから、ちゃんと列車へ戻ってくるんだよ。いいかい?」

デンマーク紳士!(いやデンマークの方かはわからないけど)

列車、フェリー乗船中
トラックに引き続きフェリーの中へ。

止まると、放送がかかった。みんな動き出す。
先程のデンマーク紳士がこちらを見て頷く。「さあ行こう!」

列車、乗船完了。
列車、乗船完了。

こんな重いのお腹に入れて海の上進むんだな〜船の浮力すげぇ。

さようならデンマーク
さようなら北欧。風力発電いっぱい。

scandlines
同型船。

売店
カフェ、売店、お土産屋さん。充実しています。

ドイツ
ドイツ側が見えてきた。こちらも風力発電いっぱい。

カモメ
かもめ?さんもドイツ行くらしい。

間もなく放送がかかり、列車に戻る。

おじいさんたちが先に戻ってきていた。「ちゃんと戻ってきたね」って感じで笑ってくれた。

「殺される」ハンブルグの闇の路

ハンブルクに着いた。今度の宿は駅のすぐ前。
宿に荷物を預け、スーパーに行こうと通りに出た。今夜は節約しないとね。

駅と反対側の通りに入る。これがまずかった。

「ヤバい通りは、入ればわかる」

カナダで1年暮らしていた姉の言葉だ。

入ってすぐに異様な雰囲気を感じた。

確かに空が薄暗くなってきた。でも、この通りの中は、それよりもっと暗く見える。

ここは入っちゃいけない通りだ。

これ以上進んじゃいけない。少し明るくなったところで折り返した。

目線は送らない。まっすぐ先を見るが、左右後ろに絶えず注意を向ける。

無事、ホステルまで帰ってきた。ホステルはこの通りの角にあり、そこから先はまだ明るかった。

ほっと息をつく。

なんて言ったら良いだろう。何も起きてない、何もされてないのに。

いきなり後ろから襟をつかんで地面に引き倒されて、ナイフ突き立てられてもおかしくないような。
それが実際に起きても、周りの人は助けてくれない、それどころかそれを観てわらってるだろう、そんな気がしたのだ。

まだ少しざわざわする気持ちを落ち着かせようと思って、駅の方に向かった。フードコートみたいなスペースがあったはずだ。今日は知らないところには行かずに、ここで晩ごはんにしよう。

日本のフードコートは中央に席があって、それをお店が取り囲んでいるけれど、ここはそれぞれのお店を取り囲む用にカウンター席がついている。

いくつか回って、ケバブ屋さんに行くことにした。商品を受取り、席に着く。

ケバブ
でかい肉の塊に見えますが、実際は薄切り肉を重ねたもの。

ケバブ
上の肉を削り、たっぷりの野菜を載せて、クレープ生地みたいなので包みます。

2つ隣の席に兄ちゃんが座っていた。店長さんらしき人と仲よさげにしゃべっている。知り合いみたい。
くるっとこっちを向いて話しかけてきた。

「どこから来たの?」(大体の会話はいつもここから始まる)

日本だよと答え、逆に聞き返す。

俺たちはトルコ人なんだ!
「We’re Turkishトゥルキシュ!」

「とぅるきしゅ?」

「From Turkeyトゥルキー.」

「あ〜トルコか!ケバブだもんね」

英語だとターキー/ターキッシュだけど、ドイツ語だとトゥルキー/トゥルキシュなんだろう。

こまごま話してると、「あ〜俺、英語は苦手なんだよ〜」と言いつつ、結構流暢に英語で受け答えしてくれた。

「そろそろ宿に帰るよ〜じゃあね!ごちそうさま〜」

「おう、気をつけて帰れよ!」

ちょっと明るい気持ちになった!あの店に行って良かったな〜

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