〈デンマーク・ルイジアナ近代美術館〉6日目〜何かを放つエネルギー・何かを受け取るエネルギー

2013年8月

本日は、コペンハーゲンから北に50km、ルイジアナ近代美術館に行きます。

美術館の最寄りはHumlebæk駅。
電車と美術館のチケット
左:DSB(Danske Statsbaner:デンマーク国鉄)の切符
右:ルイジアナ近代美術館のチケット

ルイジアナ近代美術館

近代美術

私は、これが近代美術だ!っていうのはよくわかんないのですが。

こんな感じでした。

スイッチ押すと、鐘がおじさんにぶつかって
ゴーン
ゴーーーーーン

シュール?これをシュールって呼んだら合ってる??

でも、自分に鳴らされて、他の人に鳴らされて、子供に何回も鳴らされて…ってのを見てると、なんか愛らしい気がしてくる。

性
これは性についてだよね。こういう絵や表現って、近代以前は(芸術として認められるかはともかく)存在してなかったんだろうか。最近になってLGBTという言葉が取り上げられるようになってきましたが、実際には彼らはずっとずっと前から確かに存在していたわけで。

波は高い?低い?

どこかにある?そこにある!
これ好きだなぁ。

屋外に出ると、いろんなオブジェがありました。

空へ

緑の中で踊る

オブジェは遊び場

何を表しているかはよくわからない。でも、それがそこにあることで、誰かに何かをさせる力がある。例えば、お父さんが地面に横たわり細い影に入ってスマホを構えたり、子どもたちがその下で何かをしたり、自分がシャッターを切ったり。

エジプト人教授とお昼

美術館の丘の上にあるカフェでお昼を食べました。

メニューはヒラメのオープンサンド。ビンゴなのは見つかりませんでしたが、だいたいこんな感じ。
Meet Smørrebrød, the Best Sandwich You’re Not Eating【SERIOUS EATS】
メイン画像の左側がそれっぽいです。アイスティー付きで105DKK=1890円。美術館価格だろうけど、やっぱこんな感じなのか〜
ナイフとフォークで頂きます。

するとそこへ「ご一緒していいかい?」。

見るとそこにはおじいさんが。白人さんとは違うっぽい?

聞くとエジプト出身で、今はコペンハーゲンの大学で歴史を教えているという。

「君は日本に帰ったらどうするの?」

「うーんどうしようかな。とりあえず、日本で今自分が見ている世界と、また違うものが見たいと思って出てきちゃったから、その先のことはまだ決めてないんだけど…」

「そうか、じゃあ旅の中で決めるんだね」

「決まるかなぁ〜」

「心配しなくても良い。ポイントは2つ。

1つは自分の内側からの声を聴くこと。
もう1つは、ひとりで悩まないことだよ」

オノ・ヨーコ展

教授と別れ、美術館後半は特別展へ。今はオノ・ヨーコ展だった。

その辺に疎い私がオノ・ヨーコについて知っているのは、ただジョン・レノンの奥さんだったということくらい(ビートルズの曲は好き)。

芸術活動してるんや〜と思いながら会場へ。前半よりさらに謎だった。

砂浜で、オノ・ヨーコとジョン・レノンがひたすらお互いの名前を呼び合っていたり(動画)
うつぶせに横たわった誰かのお尻がひたすらぷりぷりしていたり(動画)

ただ、別の意味で気になったものもありました。

横並びの試薬瓶
WATER TALK
横並びの、カプセルの中が空のガチャガチャ
AIR TALK

難しい英語ではないので、気になったら訳してみてね。

願いの木
外に出ると、1本の木が目の前に現れた。願いを紙に書き、木につるす。みんなの願いが作品の一部となるのだという。

さて、明日からはドイツだ〜

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